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2010 Rd.8 カナダGP観戦ガイド

JUGEMテーマ:スポーツ

 【サーキット】
サーキット・ジル・ヴィルヌーヴ
4.361km×70周=305.270km



長い直線と低速コーナーの組み合わせが特徴で、減速と加速を繰り返す典型的なストップ&ゴー型サーキット。ダウンフォースの少ないセットアップで走るので、マシンの安定性は低く、ドライビングは難しい。

年間を通じてレースがあまり開催されないので、路面は滑りやすい。
土曜日から日曜日にかけラバーが載るに従って、グリップが増してくる。
その為、予選では各セクション、最後のアタックが非常に重要になる。

コース脇のエスケープゾーンが狭く、ドライビング・ミスは大きな代償をともなう。
その為、セーフティ・カーが出ることも多く、レース展開に大きな影響を及ぼす。

オーバーテイクポイントはヘアピンと最終シケインの飛び込み。
ターン8の入り口でも抜けそうに思えるが、ここでの挑戦は失敗に終わることが多い。

 【エンジン】
全開率が66%あり、エンジンへの負荷は大きい。
長い直線があるのでトップエンドのパワーも重要であるが、低回転域でのトルクが低速コーナーからの立ち上がりでタイムに直結する。
パワーではメルセデス・エンジンが、ドライバビリティではルノー・エンジンが有利。

【シャシー】
低速コーナー出口での、トラクションの良さは直線のスピードを左右する。
その為、リア・サスペンションは柔らかめセッティングを選択する。
低速からの加速を繰り返すので、駆動系の負担は大きい。
コーナーやシケインでは縁石を乗り越える場面も多く、その際の安定性が重要。
この部分ではルノーは優秀である。

【エアロダイナミクス】
直線区間が長いので、ダウンフォースレベルが低い特別なエアロ・パッケージが必要。
その為、ブレーキング時やコーナーではダウンフォース不足になり、安定性を欠きドライビングは難しい。
長い直線ではFダクトが有効であり、最も効果的なFダクトを持つマクラーレンは有利である。

【タイヤ】
ブリヂストンタイヤはスーパーソフトとミディアムを持ち込む。
路面は比較的スムーズで、タイヤにとって厳しいサーキットではない。
だが低速からの立ち上がりが多く、リアタイヤへの負担は大きい。
リアタイヤがタレると、低速コーナーの立ち上がりで加速が鈍り、長いストレートでオーバーテイクされてしまう。
立ち上がりでは丁寧なアクセルワークで、タイヤの摩耗を最小限に抑える必要がある。

【ブレーキ】
ハードブレーキング・ポイントが4カ所あり、1年を通じて最もブレーキに厳しいサーキットの一つである。
あまりに激しいブレーキングを続けると、レース終盤にブレーキが厳しくなり、最悪壊れることもある。
その為、ブレーキの減り具合をモニターして、ブレーキバランスを細かく調整しなければならない。
また、ダウンフォースレベルが低く、ブレーキング時の安定性を欠くので、より丁寧なブレーキングが求められる。

【ピット戦略】
基本は1ストップ。
ストップ時間は、16秒+静止時間。
リアタイヤに厳しいサーキットなので、早めにタイヤ交換すると、終盤にリアタイヤが厳しくなる。
第一スティントを長くできれば、有利な展開に持ち込める。

【レース展望】
今年あらゆるサーキットで速さを見せているレッドブルが、優勝候補の最有力。
だが、ここは特殊なサーキットである為、マクラーレンも競争力があるだろう。
ここ最近のマクラーレンの開発状況を見ると、レッドブルを実力で破ることも、可能である。
特にハミルトンはここを得意としており、レッドブルの連続PP記録を止めることも予想される。
今年、最も競争の激しいレースが見られるかもしれない。

【過去5年間の優勝者】
2004 M.シューマッハ<フェラーリ>
2005 K.ライコネン <マクラーレン>
2006 F.アロンソ<ルノー>
2007 L.ハミルトン<マクラーレン>
2008 R.クビサ <BMW>

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