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【動画】F1タイヤ交換 今昔物語

F1にもこんな古き良き時代があった。F1におけるタイヤ交換の今と昔を比較した動画を紹介したい。 とはいえ比較する昔の動画はインディ500だったりするのだが、昔はインディ500もチャンピオンシップに組み込まれていたので、大目に見よう(^^)。まぁ実際、昔のF1もほぼ同じレベルだった。 実はF1でも1970年代くらいまでは、結構のんびりしていた。無線もないのでピットインしてからタイヤを引きずり出して、押っ取り刀でタイヤ交換を始める場面が多く見られた。というのも1970年台くらいまではタイヤ交換=時間がかかる=負けであった。だからタイヤ交換を早くしても何の得があるのかくらいの勢いである。タイヤ交換して速く走るという発想は当時はなかった。 組織的にタイヤ交換を始めたのはブラバムが燃料給油を前提としてレース戦略を組み立て始めた1982年である。ブラバムは燃料を軽くしてスタートし、レース途中で燃料補給とタイヤ交換してトータルタイムで速く走りきる、当時としては画期的な作戦を実施した。 もっとも当時はBMWターボエンジンの燃費の悪さに悩まされた結果でもあった。だが翌年の1983年からは燃料タンクを小さく設計したBT52をデザインして本格的なピット作戦時代がやってくる。だがこの燃料補給は1984年から危険として禁止された。だがタイヤ交換はこの後も続くことにになり、F1の基本戦術の一つとなる。 まずは動画を見ていただこう。ただ前半部分はかなり眠いので、夜に見る方は要注意である。多少、早送りした方がいいかもしれない。ただ後半は寝ている暇はない。ご存じのように一瞬でタイヤ交換が終わるからである。

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