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メルセデス 驚速の秘密1 MGU-Hに特化した設計思想

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今シーズン開幕からF1を席巻しているメルセデスAMG。彼らの速さの秘密はどこにあるのであろうか?これまで神秘のベールに包まれていた彼らの速さの秘密が少しずつだがわかりはじめた。


▽MGU-Hに特化した設計思想
今シーズンのパワーユニットの鍵がMGU-Hになるのは、どのメーカーも理解していた。MGU-K(昨年までのKERS)は発電量も放出量も昨年より大幅に増加(※)したが、それでも制限がある。※2013年まではKERSは60kwを発生し、1周あたり6.7秒使用可能だった。

2014年以降、MGU-Kは120kwを生み出し、1周あたり30秒強使うことができる。MGU-Kはブレーキング時に発電し、バッテリーに貯蔵して、加速時に放出する。だがMGU-Hに関しては発電量や使用量に関する制限はない。つまりこの部分に関しては使い放題ということである。

彼らはエンジン自体のパワーよりも、MGU-Hを積極的に利用しようとしている。例えば各種の写真を見るとメルセデスの排気管はいわゆる「タコ足」になっていない。通常、レーシングエンジンは各排気管の長さを同じにして、排気効率を上昇させてより多くのパワーを得ようとする。

彼らがタコ足を採用していないのは、彼らはエンジン本体からのパワー出力に多くを期待していないことを表している。ではタコ足を採用しないメリットとは何だろうか。タコ足は排気管を曲げて配置するのでスペースが必要になる。それを止めるとスペースに余裕が出る。余裕ができたスペースを絞り込めば、空力的な効率が上がり、ダウンフォースが増える。

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