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2014 Rd.6 モナコGP 観戦記 ライコネン 失った表彰台

ライコネンにとってはあまりにも痛いレースとなった。スタートで4位にジャンプアップしたライコネン。 さらにセーフティーカー明けにリカルド抜いて3位。これは抜くのが難しく、1ストップが予想されていたレースでは、ほぼ表彰台確定ともいえるポジションであった。 だが2回目のセーフティーカー中に、ライコネンは周回遅れのチルトンを同一周回数にするために、抜かせようとした。ところがチルトンはライコネンのリヤタイヤに接触。ライコネンのタイヤはパンクして空気が漏れ、もう一度タイヤ交換が必要になり、3位からほぼ最後尾にまでポジションを落とした。 ただしこれには別の問題もあった。タイヤカスの多いオフラインを走りたくないライコネンは、ライン上をキープ。チルトンはその為に、狭いオフラインを走らざるを得なかった。とはいえチルトンは抜く場所を選べば、ライコネンのタイヤに接触しなくても抜けたはずだ。 これで彼の今年初の表彰台は消えた。彼の最終順位は12位。失ったものは、あまりにも大きかった。

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