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フェラーリ F1撤退を示唆?

  フェラーリのルカ・デ・モンテゼモーロ会長が、フェラーリは永久にF1にいるわけではないと警鐘ををならした。彼が今年のF1に不満を抱いていることは周知の事実である。 今年、FIAはF1のルールを大幅に変更。1.6Lターボ付きハイブリッドで音も小さく燃費も30%向上した環境に優しいパワーユニットを搭載している。だが音の迫力がなくなり、燃費を気にして走るのはF1ではないと不満を表している。 彼はスポーツカーレースへの参戦もあり得ると話している。今年、アロンソがル・マンのフラッグを振るために、サーキットを訪れている。だがモンテゼモーロが本気でそう言っているとは思えない。 1970年代以前、フェラーリはル・マンに代表されるスポーツカーレースにも積極的に参加していた。かつてはル・マンでアメリカのフォードと死闘を繰り広げた歴史もある。 まずフェラーリは2020年まではF1に参戦するコンコルド協定にサインしている。彼はそれ以降のことはわからないと言っているが、フェラーリがF1から撤退することはない。 理由はF1にフェラーリが必要であると同じくらい、フェラーリもF1を必要としているからである。 同じレースとはいえ、スポーツカーレースとF1は全く別のスポーツである。ビジネスの規模も違えば、世界的な影響度も大きな隔たりがある。もちろんF1には莫大な費用が必要であるが、収入も大きく、幸いなことにフェラーリはお金に困っていない。 だからフェラーリがF1から撤退することはない。ただFIAにプレッシャーをかけて、有利な条件を勝ち取りたいというだけである。これは彼らのゲームの一部である。

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