日本GP @ 鈴鹿 見聞録 2日目
10月2日金曜日
天気は予報通り雨。
今日からGPが始まりますが、いきなりビッグニュースが。
朝一番でパドックを歩いていると、顔見知りのトヨタの方が歩いています。
挨拶して持っていたプレスリリースをもらうと彼が、可夢偉が走るよと一言。
英語だったので、一瞬理解できずに、プレスリリースを見るとグロックの代わりに小林可夢偉が走ると書いてあります。
ほんまかいな。
と一瞬思いましたが、ご存じの通りほんまでした。
本人もびっくりだったと思います。
可夢偉は朝サーキットに向かうクルマの中で電話を受けて、初めて聞かされたそうです。
雨の中来られたお客さんにとっては、グッドニュースでした。
土曜日走るかどうかは、この時点では未確定。
グロックの容体次第です。
時折、雨が強くなりフリー走行はマシンが走らない予感がします。
雨の中せっかく来たお客さんにとって、マシンが走らないとがっかりです。
ところが、午前中のセッション間際になって雨が小降りになり、ついにはほとんどやんでしましました。
路面は濡れていますが、マシンが続々とコース上へやってきます。
私は今回実況解説の仕事がなかったので、基本的にフリー走行、予選、決勝の間は仕事がなく、客席で見ることができます。
午前中は1コーナーから2コーナー、そしてS字、ダンロップと場所を移動して見ていきます。
その中で一番印象に残っているのは、キミ・ライコネンの走りですね。
普通雨だと最初は様子を見ながら走るのですが、彼は違います。
アウトラップ直後でも、ブレーキングを遅らせて1コーナーへ飛び込みます。
明らかに他のマシンとスピードが違います。
それだけ彼はマシンの挙動を感じる能力が高いのだと思います。
でなければ、いきなりそんな速いスピードで飛び込めばスピンしてコースアウトしかねませんが、彼はきれいにコーナーを抜けていきます。
キミの才能をまたまた感じてしまいました。
午後のフリー走行では、雨が強くなりさすがにマシンは出てきません。
でも後半には雨も小降りになり、マシンが何台か出てきます。
私はフリー走行終了後、トヨタレーシング会長の山科さんにインタビューする仕事があったので、見ることができずにいそいそとパドックへ向かいます。
昨日のドライバーインタビューでは、アドリブがきかずに失敗したので、今回は同じ失敗はできません。
事前にはなかったカムイ選手の話や、鈴鹿用にアップデートしたマシンの話など、おもしろい話を聞くことができました。
よかった。
アップデートの話などは、そんなに話していいのというくらい、本当に詳しく説明していただきました。
ありがとうございました。
山科さんはとてもオープンな方で、素敵な方でした。
山科さん、今回は相当手応えを感じているようでしたね。
これは期待が持てそうです。
そして、本日の最後に仙太郎の生コラムがあります。
生コラムとは、その場でテーマを与えられて、一曲5分くらいの間に即興でコラムを書くという無茶な企画です(^^)。
という訳で、本日のお題は「雨」です。
曲の間に一心不乱に書き続けます。
そして、なんとか書き上げます。
ふ~っ、なんとかできた。
これで今日の放送は終了です。
明日の天気はどうかな?
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