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2014 Rd.10 ドイツGP観戦記 ロズベルグの独走優勝とトラブルから復活したハミルトン

519305049-1622162072014 FRIC禁止をものともせず再びメルセデスは勝利を飾った。メルセデスが最もFRICサスペンション禁止の影響を受けると予想されていたが、ニコ・ロズベルグは誰からも脅威を受けることなく優勝。ドイツ人ドライバーがドイツ製のマシンをドライブし、ドイツGPで勝利するのは、これが初めてである。 チームメイトのルイス・ハミルトンは20番手グリッドから3位まで順位を上げて、波乱の多かったドイツGPは終えた。メルセデスは1-2フィニッシュではないのでこの結果は理想的とは言えないが、それでも20位スタートからの3位は見事な成果と言えるだろう。 もちろんハミルトンはこの結果には満足していない。予選15位は彼の責任ではない。右フロントのブレーキディスクが破損したのが原因で、彼のミスではない。ただこのダメージにより彼はギアボックスの交換を強いられて、さらにスタート順位を5グリッド下げて20位にまで下がった。 このブレーキトラブルに慌てたメルセデスはブレーキの素材を、当初使う予定だったブレンボからカーボンインダストリーズ製に変更した。ただ通常、決勝レース前にパーツを交換すると、ピットレーンスタートになるのであるが、今回はその処置はとられなかった。 理由はサプライヤーが違ってもブレーキディスクの重量や慣性、機能が同じであるので、FIAはこの交換を認めた。だが他のチームはこの処置に理解を示しつつも、今後は何を交換してよく、何がダメなのかを明確化しなければならないと述べている。 これまでもマシンのパフォーマンスに直接関係のないパーツの交換は認められてきていたのだが、今回の交換はパドック内で大きな議論を呼んだ。 スタートからいつものようにアグレッシブに攻めるハミルトンは、次々とマシンをパスしていく。だがアグレッシブさは彼に大きなダメージも負わせた。彼はオーバーテイクした際に、何回か接触し、特にライコネンとの接触の際には、フロントウィングの上部分を壊して、ダウンフォースを失った。 それでも彼のペースは良かったのでウィングの交換をしなかったのだが、最後にボッタスに挑戦する時には、このトラブルが状況が難しくした。 これでチャンピオンシップランキング1位のロズベルグと2位のハミルトンとの差は再び14ポイントに広がった。残りレースが一つまた一つと減ってくる中で、今後は1ポイントが、前半戦とは違う重みをもってくるようになる。これでハミルトンは次のハンガリーGPに大きなプレッシャーを抱えてのぞむ。

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