2014 Rd.10 ドイツGP観戦記 ウィリアムズ完全復活間近か?
今回も見事な走りみせたボッタスが連続の2位表彰台となった。2位はメルセデスのトラブルがあったからなのは間違いないが、終盤のハミルトンの猛追を振り切ったのは彼の才能を垣間見せている。この3レースはウィリアムズはメルセデスを脅かすまではいかないが、少なくとも彼らに続く速さを見せている。だがこれでウィリアムズが完全復活したとするには、まだ速い。
オーストリアGPから続く3レースは、高速コースでありパワーがありドラッグの少ないウィリアムズには好都合のトラックだった。もちろんマシンにあうサーキットでキッチリと結果を出すのは素晴らしいのであるが、1年を通じて高速コースを少ない。だからそれ以外のサーキットで速さを見せることが、ウィリアムズ完全復活の条件となる。
そういう意味で次のハンガリーGPは彼らを試す機会になる。ハンガロリンクは中低速のコースが多く平均速度も低い。ダウンフォースが必要なサーキットである。ここでウィリアムズが好調な走りを見せるようだと、レッドブルやフェラーリにとっては頭が痛い問題になりそうである。
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