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アロンソの契約発表が遅れている理由

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アロンソの2015年の契約が未だに発表されていない。アロンソはマクラーレンと2015年の契約を締結したと噂されている。だがもし正式に契約しているのであれば、発表しない理由はない。 もちろんドライバーがすでに契約していても、ドライバーに関連するスポンサー契約がまとまらずに、発表が遅れることはよくある。また基本契約書や合意書にサインだけして、詳細は時間をかけて決める場合もある。アロンソの場合は、後者であると推測される。 1枚だけの契約書にサインしていていた大昔とは違い、今は厚さ数センチにもなる契約書を作成するのは当たり前の世界である。泊まるホテルのグレードや飛行機チケットの種類から、友人知人のパドックパスの枚数まで基本的なお金以外にも、決めることは膨大である。 その為、アロンソ契約の正式発表は遅れている。だが当然、契約の詳細でもめて破談になる可能性がゼロではない。基本契約は効力が切れる日が決めてあることも多く、時間切れと言うこともある。もっとも時間切れでも交渉が続いて、契約締結ということもあるから、欧米の契約社会は奥が深い。 アロンソとマクラーレンは契約年数に関して、厳しい交渉が続いているとみれれる。もしマクラーレンが2015年に寂しいパフォーマンスしか見せない場合、アロンソは当然2016年の移籍を考えるので、1年契約を望むだろう。だがマクラーレン・ホンダ側はF1で初めての年になるので、2016年以降の復活を目指して、複数年契約を望む。 そういう時に便利なオプション条項がある。これはある日までにチームがコンストラクターズランキングで一定の順位以下の場合、ドライバー側から解約できる権利が生まれる条項である。ベッテルは今回、この条項を行使したと見られている。 当然、これはチーム側にもオプション条項がある場合もある。新人ドライバーや怪我の回復途中のドライバーを乗せる場合、チームはリスクを見越して、開幕数戦の結果を見て契約解除ができる権利を持つこともある。 今のアロンソとマクラーレンの力関係で言えば、アロンソ側が優勢かと思いきや、アロンソもマクラーレン以外では走れる機会がほぼなく、マクラーレンと契約できなれば、1年間の休養を強いられる状況である。 これをマクラーレンが利用して契約交渉を有利に進めようとしても、驚きではない。だがアロンソにもプライドがあり、しかも仇敵のロン・デニスに頭を下げたくないという思いはあるだろうから、今後の交渉の進捗状況は注目である。 ここ2戦のマクラーレンの好調なパフォーマンスも契約交渉に影響を与える。ドライバーの契約交渉は行きたいから行くという、単純な話ではなく、大きなお金の動くビジネスであり、本人の意志とは違う方向に行くこともある。 だがアロンソほどのドライバーが、1年間休養するというのは、F1にとってとても残念な状況である。なんとか彼が競争力のあるマシンに乗れることを祈りたい。