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ホンダのパワーユニット開発は遅れているのか?

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ホンダの2015年向けパワーユニット開発が遅れていると報じられているが、それは真実なのであろうか? 実はF1のパワーユニット開発とは終わりのない競争であり、完成というゴールはない。もちろん、来年の開幕戦の日程は決まっており、それまでには必ず完成させなければならない。さらにいうとその前のテスト段階である程度、走れる状態にしておかなければならないし、その前のFIAの登録期限までに基本設計は完成させていなければならない。 そう考えると来年の3月までに完成させればいいと、のんびりしたことをいっているほど時間的な余裕がホンダにないことがわかるだろう。 しかも今年、メルセデスが他のチームを圧倒している理由の一つが、彼らのターボユニットのレイアウトにあることは、既にわかっているのであるから、ホンダがその開発をしていないと考える方が難しい。いくら時間が足りないとはいえホンダは同じレイアウトのターボユニットを開発していると考えていい。 関連記事:メルセデス 驚速の秘密2 特異なターボレイアウト だが当然、それは当初想定していた基本構造とは大きく変わっているわけであり、時間がいくらあっても足りないのは明白である。 そういう状況を考えた上で、ホンダは開発計画を立てているはずで、そういう意味では彼らのいうスケジュール通りというのは正しい。決して彼らは嘘を言っているわけではないし、騙すつもりない、ただ時間が足りないのは間違いのない事実であり、欧州のメディアが伝えるように、開発が遅れているというのも、ある意味事実を含んでいる。 つまりホンダは限られた時間で、新しいパワーユニットを開発しなければならないわけで、時間がいくらあっても足りないというのが現状である。だがホンダはそれをわかっているので予定通りだと言うし、外部から見ると予定が遅れていると伝えられているのである。しかも現代のF1パワーユニットは、シーズン中の開発が凍結されているので、なおさら登録期限までの開発が重要になるという理由もある。 それに開発の予定などというものは、そのハードルを上げるか下げるかで、大きく変わってくる。2015年の開幕時に走れるレベルのパワーユニットであれば、ホンダほどの資本と技術があれば全く問題はない。だが開幕戦で勝てるパワーユニットを開発するというのは、とてつもなく高いハードルである。 そしてそういう高いハードルを掲げた場合、時間はいくらあっても足りない。そしてホンダは常に高いハードルを掲げてきた企業である。その彼らが低いハードルで満足しているとは、とても思えない。そんな彼らが、どのようなパワーユニットを開幕戦に持ち込むのかは、非常に興味深い。 今から来年の開幕戦が待ちきれない。