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ピレリがブラジルGPでのタイヤ選択を変更

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_L4R9193 ピレリは、新しく舗装し直された舗装表面等を分析した結果、一段階柔らかいタイヤをブラジルGPに投入することを決定した。 今週初めにウィリアムズのフェリペ・マッサがブラジルGPへミディアムとハードを持ち込むのは、危険で受け入れられないと呼びかけた。その時には、ピレリはインテルラゴスは中高速コーナーが多く、固いタイヤの信頼性が必要であると説明していた。 「通常、再舗装されたサーキットへ行くと、タイヤには優しくなる。どうして彼らがそのようなタイヤ選択をしたのか理解できない」とマッサは述べた。 ピレリのモータースポーツ・ディレクターのポール・ヘンベリーはそれに答えて、「過去には固いタイヤでレースしているわけだから、それは少しおかしい」と語った。実際、彼らは過去2年間はミディアムとハードという最も固いタイヤ二種類をインテルラゴスに持ち込んでいる。 「過去3年間のデータは参考にはなる。カレンダーの中で最もタイヤに厳しいサーキットのひとつであり、特にブリスターが発生するリスクは高い。ソフトタイヤに大きな負荷をかけると、ブリスターが発生する可能性が高くなることがわかっている。だから固いタイヤを選択した」だが彼はトラック表面を詳しく調査した上で、タイヤ選択を変更する可能性については否定しなかった。 そして今日、彼らは方針を転換してソフトとミディアムタイヤを持ち込むことを決めた。 ヘンベリーは、「我々は求められればいつでも変更を検討する。路面再舗装の影響とブリスター発生のリスクを分析した結果、我々はタイヤの変更を決定した」 これには最近、ピレリが保守的なタイヤ選択をしていることが背景にある。ロシアGPではタイヤは固すぎて、メルセデスのロズベルグなどは1周目にタイヤ交換して、残りの52周をミディアムタイヤで最後まで走りきった。 メルセデスは固いタイヤでもうまく使えているのだが、ウィリアムズは硬めのタイヤが持ち込まれた場合は、タイヤをうまく使いこなせていない。 そもそも今年のタイヤは、同じ名称のタイヤ同士で比べた場合、昨年よりも固いコンパウンドが使われている。理由は新しいパワーユニットが生み出す、大きなトルクに対応する為である。そうであればインテルラゴスへソフトとミディアムを持ち込むのは理にかなっている。 ピレリのタイヤ選択が保守的なのは、シルバーストーンで発生したタイヤバースト事件が大きく影響している。彼らはこの時以来、問題が起きる可能性の低いタイヤ選択をしてきた。だがシルバーストーンでのタイヤバーストはコンパウンドの問題ではなく、構造の強度不足から発生している。だからコンパウンドを固くしても、問題の発生には関係ない。 もっともタイヤが1メークスになると、勝っても話題にならず、問題が起こった時だけ大きく報道されるというジレンマが生じる。今回のピレリのタイヤ選択騒動も、そうした中で起こったと見れば、また興味深い。