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マルシア 救済に向けて交渉中も未来は不透明

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倒産したマルシアチームは救済に向けた投資家との話し合いをしているようであると英Telegraphが伝えている。 これによると鉄鋼業界で財をなした2人のインド系イギリス人が倒産したマルシアを買収するために11時間にも及ぶ話し合いをした。買収金額は100億円程度と見られている。この交渉中のイギリス人はパリンダー・ソヒとソニー・カウシャルである。 この2人は経営難で今後の2レースを欠場するマルシアを買収するために、詳細な話し合いしたとTelegraphに述べた。 だがこの両者は買収するための交渉をこの3週間継続してきたが、価格には20億円弱の開きがある。 「交渉終結は間近である」とソヒは述べた。 「しかし価格は適正でなければならない。我々は真剣なオファーをしたので、今後の進展を見てみたい」 つまり彼は金額が安くないと買収しないと話している。この2人はマルシアが抱える約50億円の負債も引き受けると見られる。マルシアはフェラーリへのエンジン代金支払いも滞っていると見られている。 これは時間との闘いである。マルシアはアメリカGPとブラジルGPを欠場すると見られているが、アブダビGPに参加できなければ現在のコンストラクターズランキング9位から得られる分配金を失うと見られている。その場合、チームは60億円近い分配金を失うことになり、そうなった場合マルシアの再建は極めて難しくなる。 もし新しい投資家がF1チーム買収に熱意があれば、アブダビGPまでに交渉をまとめようとする。そうしないとマルシアは無価値になるからである。だが純粋に投資対象としてみた場合、交渉を長引かせた方が、有利になる。最終戦までに交渉がまとまらなければ倒産しているマルシアは再建できないから、焦るのはマルシア側である。 だがこの交渉に疑問点がいくつかある。まず交渉の当事者がメディアに話をしている点である。こういう買収交渉は内密にされるのが通常である。そうしないと、まとまる話もまとまらなくなる。それを買収しようとしている側が話をしているのは、そうした方が有利になると考えているからである。今までの例を考えると、このような交渉当事者が外部に話をする時は、交渉が流れることが圧倒的多い。 もう一つ腑に落ちないのは買収金額である。確かにファクトリーには最新設備も設置されているとはいえ、倒産した会社の買収金額として100億円は高すぎる。いくら50億円の負債を抱えていてもである。 これらの点を考えると、報道されているこの買収交渉がまとまる可能性は低いと見られる。もっとも買収金額に開きがあるのは、交渉の常であるし、ここからどこまで金額を近づける交渉ができるかが一番のポイントである。マルシアの管財人が少しでも負債を返却したいと考えてディスカウントすれば交渉がまとまる可能性が高くなる。 どちらにせよ立場が弱いのはマルシアである。だからマルシアとその管財人がどの程度の金額で妥協するかが、結果を左右する。 source : Marussia team ‘very close’ to £55m rescue deal, claim brothers plotting takeover