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ホンダは開発トークンが少なくて苦しいのか

_89P9010 いよいよ開幕戦のオーストラリアGPが来週に迫ってきた。 今年からF1に参戦するホンダは当初、開幕前にパワーユニットを登録した後は、シーズン中に開発できないことになっていた。 だがホンダとマクラーレンが抗議した結果、ライバルのパワーユニットメーカーが開幕前に使用しなかった残りのトークンの平均値をホンダも使用できるようになった。 例えば開幕戦までにフェラーリが4トークン、ルノーが4トークンを残し、メルセデスが7トークン残すと、合計で15トークンになり、それを3で割ると5トークンになり、これがホンダの使用できるトークン数となる。 各メーカーはかなりのトークンを開幕前に使用すると見られている。その為、ホンダはシーズン中の開発が難しくなると見られている。他のメーカーは既に1年間の実戦経験があり、信頼性もある程度確保できているので、トークンの残りが少なくても大きな問題はないと思われている。 だが私はこの件についても楽観的に見ている。なぜならば自由に開発できるのはトークンに数に制限されるが、信頼性やコスト削減のためのパーツ交換は、FIAに申請して認められれば可能である。 今年、初めてF1に参戦するホンダは当然、信頼性に苦しむと見られており、その点でのパーツ交換は認められる可能性が大きい。だからホンダはシーズン中を通してパーツの交換が可能になる。それに信頼性のためにパーツ交換して、結果として性能が上がっても、それは問題ないのである。