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ホンダは新しいターボレイアウトに挑戦する

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_W2Q5461-s 今年からF1に復帰したホンダのターボレイアウトが判明した。これまで彼らはメルセデスと同じレイアウトを採用すると思われていた。これは昨年のメルセデスの活躍を見れば、当然の判断だろう。 ところがホンダは違うレイアウトを採用した模様である。まず一般的なターボレイアウトは排気ガスを受けて羽根を回転させるタービンと空気を圧縮するコンプレッサーが二つセットになっている。ルノーやフェラーリはこの方式である。エンジンの後端にこの二つのターボユニットを搭載し、その前にMGU-Hを接続している。 昨年の覇者メルセデスはこれとは違う。彼らはタービンをエンジンの後端に、コンプレッサーをエンジンの前方に配置し、長いシャフトで連結した。そしてその間にMGU-Hを配置したのである。これにより排気ガスで熱せられたタービンの熱がコンプレッサーに伝わらずに、圧縮した空気の温度を下げられることができる。 当然、ホンダは1年間ライバルのやり方を学習している。普通に考えればホンダはメルセデスと同じレイアウトを採用するのが常識的な判断である。だがホンダは人真似することを良しとしなかった。 ホンダのターボレイアウトはタービンとコンプレッサーを分離したのはメルセデスと同じである。その間にMGU-Hを配置したのも同じである。だが彼らはその三つのユニットをエンジンの後端にまとめて配置した。 この狙いはコンプレッサーをエンジンのVバンク間から逃がすことにより、より圧縮する空気の温度を下げることができる。またMGU-HもVバンク間から逃げたので、信頼性を確保するのが容易になる。 だがデメリットもある。重量物が車体の中心から離れるので、マシンの回頭性は犠牲になる。 ホンダはこのデメリットを考えて、かなりMGU-Hのサイズを縮小してきていると思われる。そう考えると彼らがテスト中にMGU-Hのトラブルに悩まされていたことが理解できる。MGU-Hのサイズを小さくしても出力は妥協できないだけに、その信頼性確保は問題になる。 だが誰もが考えていないことをやるのがホンダらしさである。彼らがマイナートラブルに見舞われながらも、自信を見せているの理由の一部はこのターボレイアウトにあるのだろう。 関連記事:続報!ホンダのターボレイアウト