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レッドブルがF1から撤退する日

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P-20150511-00798_News レッドブルがF1から撤退すると脅しをかけているが、本当にレッドブルはF1から消えてしまうのだろうか? 私はレッドブルのF1撤退の可能性は低いと考えている。というのもレッドブルにとってF1ほど自社ブランドをPRするのに最適なメディアはないからである。 それはレッドブルの主力製品であるエナジードリンクという商品のあり方に大きく影響される。エナジードリンクという商品は、内容的にライバルと差別化するのが難しい。レッドブルを飲んだからといって、モンスターより元気になれるかどうかは、誰にもわからない。 となると選択の鍵はイメージである。レッドブルが持つ危険な感じや、挑戦的なイメージは、F1にぴったりである。レッドブルは他のスポーツもサポートしているが、F1ほど彼らのイメージにあうスポーツは他にはない。 レッドブルはF1以外にも危険なスポーツや挑戦をサポートはしているが、それらはF1ほどメジャーではないので、消費者に訴える力は限定的になる。やはりF1こそが彼らにとって最適なスポーツなのである。 もちろん一部の報道にあるようにチームをアウディに売却して、スポンサーとしてF1に参加するという方法は残っている。だがこの場合、レッドブルというブランドを売り出す際のインパクトが低くなる。レッドブル自身がリスクを取って、F1というスポーツに挑戦するから、消費者はレッドブルを挑戦的なブランドであると認識するのである。 そしてスポンサーになった場合、プロモーション活動にも制限がかかる。今は自分達でチームを保持しているので、好きな時に好きな場所でプロモーション活動ができる。だがこれがスポンサーとなれば、全ての活動はチームとの相談となり、回数も制限されてしまう。同じお金を使うのであれば、自分達でチームを持っていた方が有利なのは明らかである。 彼らが撤退すると話しているのは、今後のルールを自分達に有利になるようにするための駆け引きの一つである。このあたりは我々日本人にはわかりにくいが、彼らはこれを一つのゲームとして発言していると思う。 そしてレッドブルはテレビ放映権料やGP開催料から分配金を得るために、コンコルド協定にサインしている。これによると参加チームは2020年までF1参戦の義務を負っている。だからレッドブルがF1から撤退する日はしばらく訪れない。少なくとも2020年が終わるまでは。
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