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バトン逆転残留の内幕

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昨シーズン終了間際、バトン自身もF1に残れるとは思っていなかった。だが2015年シーズンのマクラーレンのシートに座っているのは、アロンソとバトン。どうしてマグヌッセンは落とされて、バトンに決まったのか?アロンソが言うようにベテランのバトンがいた方が、チームにとって有益だからなのだろうか。 昨年後半、ロン・デニスはデンマークの投資家と話をしていた。それはマクラーレンのスポンサーになるという話ではなくマクラーレンの株式を買ってもらうためである。現在マクラーレンの株式は中東の投資家が50%を持ち、残りの半分をデニスとTAGのマンスール・オジェが半分づつ所有している。 だがかつては蜜月だったオジェとデニスの仲が近年は悪化。もはや修正がきかないレベルになってしまった。また中東の投資家もデニスが始めた市販車部門がうまくいかないことに不満を持っていた。元々、デニスがマクラーレンの株式を売却したのは、この売却益で市販車ビジネスを拡大させるためだった。 またこの中東の投資家はオジェの紹介でマクラーレンに関与するようになっていた経緯もあり、この投資家とオジェはデニスを排除しようとしていた。だがデニスの代わりもすぐには見つからないので、続投させていたのだが、昨年の後半に状況が急変してきた。 数年前にデニスは投資家とオジェに、彼らの持ち株を買い取る申し出をしている。だが彼自身にマクラーレンの株式を買い取る資金もなく、新たな投資家を探してた。 そしてオジェはオジェで、デニスには株を売りたくないので、別の投資家を探していた。この人物がカナダ人の投資家である。だが噂によるとこのカナダ人投資家は、デニスの分も含めて100%の株式を保有したがっていて、デニスがそれに応じないのは明らかなので、売却にまではいきついていない。 そこに出現したのがこのデンマーク人の投資家である。もちろんこの投資案件の絶対条件はマグヌッセンにマクラーレンのシートを与える事である。 だがこの話をマクラーレン内部に友人の多い前チーム代表のウィットマーシュが(意図的に?)オジェに漏らしてしまう。オジェは、このデンマーク人に株式を売ればデニスが全権を握ってしまう。それだけは避けたかった。そこで彼らがしたことは、バトンにシートを与える事であった。株主の意向に逆らえないデニスは、渋々バトンとの契約をまとめたことは言うまでもない。 だが実はマグヌッセンは、今年のシートがないことを喜んでいるかもしれない。もし今年、マクラーレン・ホンダのシートを得たとしても、全く結果が残せないのは明らかであり、彼のキャリアに傷がついたのは間違いないからである。