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ベッテル スタートで決めた勝利

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フェラーリのベッテルがマレーシアGPに続き、ハンガリーGPで今シーズン2勝目をあげた。 勝利のポイントはスタートダッシュでの逆転だった。ラバーがのった有利な奇数列グリッドの3位からスタートしたベッテルは、素晴らしい蹴り出しと加速を見せた。ハミルトンが特別悪かったわけではないが、ベッテルの出だしが抜群だった。 1コーナーへ向けてハミルトンを牽制してイン側へ寄せていくベッテル。これが彼のもう一つの勝利の鍵となった。ベッテルが空けたアウト側のスペースをチームメイトのライコネンが使い、ロズベルグとバトルの末2位にポジションをアップ。スタート前には予想すらできなかったフェラーリの1-2となった。 これをイギリスGPのウィリアムと比較すると、とても興味深い。ウィリアムズは序盤遅い方のマッサを先行させ、ボッタスに2位をキープさせ、敗れた。だがフェラーリは幸運なことに速い方のベッテルが前で、ライコネンはメルセデスを抑え込むことができた。 ハミルトンが自滅した後、フェラーリの2台はロズベルグよりもいいペースで周回数を重ねて、抜きにくいコース特性を考えると、フェラーリの勝利はこの時点で決まった。 唯一の問題点は、プライムのミディアムに交換した後の発熱にフェラーリは難点を抱えていたことである。さらにセーフティカー中にミディアムにタイヤ交換したので、メルセデスに対するそれまでのリードを失ってしまったのも問題を複雑にした。 だがこの状況でもベッテルは冷静に対応した。ハンガロリンクではよほど前を走るドライバーがミスをしない限り、抜かれることはない。それを理解したベッテルは冷静にミスすることもなかった。 逆にメルセデスの2台が自滅して後退。最後の最後にソフトを履いたリカルドに追い上げられて、あわや逆転という危機に見舞われるが、その時もリカルドとロズベルグが接触して後退。最後は余裕でフィニッシュ。 今シーズン2勝目を上げることができた。マシンの性能的には圧倒的に上回るメルセデスに対しての勝利はとても価値がある。ドライコンディションで今のメルセデスに勝つのは難しい。それもメルセデスにメカニカルトラブルはなかったのであるから更に価値が上がる。 相手のミスがあった時に、それを利用できるのはベッテルが常に全力を出しているからである。だから今シーズン、メルセデスがミスした時に勝利するのが、ベッテルなのは不思議ではない。