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マクラーレン・ホンダ 55グリッド降格ペナルティ!?

_SBL7928-s フェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンの2人のドライバーは、パワーユニットの部品交換のため、ベルギーGPにおいて合計55グリッド降格ペナルティを受けることが決定した。 これはホンダがトークンを使用したアップデート部品を持ち込み使用するためである。 グリッド上には20台しかおらず、コース上のグリッドのマーキングは26台分しかないにも関わらず、アロンソは合計で30グリッド降格のペナルティを受ける。彼はエンジン、ターボ、MGU-K、MGU-H、コントロールユニットを交換する。 バトンは25グリッド降格となり、彼はコントロールユニット以外はアロンソと同様の部品交換をする。 当然、2台ともこのグリッド降格ペナルティを全てこなすことはできない。以前ならばこの場合、決勝レースでピットストップペナルティを受けていたのだが、最近ルール変更でこのような場合でも追加のピットストップペナルティを受けなくてよくなった。 ホンダはこのルール改正を逆手に取り、本来ベルギーGPで交換する予定のなかったMGU-HやMGU-Kも交換することを決定した。いくつペナルティを受けても、最後尾よる下がることがないのであるから、これは当然の決定である。 こうしてマクラーレン・ホンダの2台はベルギーGPで最後尾からスタートすることになる。 本来、このようなアップデートはパワーユニットを交換するタイミングでおこなうのが普通である。実際、ホンダは参戦一年目のメーカーに対する追加のPU枠を持っていた。だが彼らはそれをハンガリーGPで使用した。 ではなぜ彼らはそのペナルティなしのPUをハンガリーGPで使用したのだろうか。ハンガリーGPで使用せず、ベルギーGPで使用すればこの週末にペナルティを受けることもなかった。 だがマクラーレン・ホンダにはそれを使う理由があった。ハンガリーGPはPUのパワーがラップタイムの及ぼす影響が少ないサーキットであり、マクラーレン・ホンダには入賞を狙える数少ないレースでもあった。 その為、マクラーレン・ホンダは希望の少ないベルギーGPを犠牲にしても、ハンガリーGPに新しいPUを投入した。 そしてマクラーレン・ホンダはその意図通りにハンガリーGPで今シーズン初めて2台揃って入賞することできた。