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ライコネンの不運かミスか

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  予選で2位を獲得したライコネン。今年の最高位からのスタートで、レースが期待されたのだが失望の結果になってしまった。 それでもスタートで最後尾になりながら5位にまでなったのだからいいレースだったとは言える。だが普通にスタートしていれば、表彰台は確実だっただろう。 ではライコネンはどうしてスタートに失敗してしまったのだろうか。 映像を見ると、ライコネンがクラッチをつないだ瞬間、すぐにエンストしていることがわかる。しかも全く動いていない。これはクラッチのバイトポイントを完全に間違えたか、つないだ時の回転数が低かったことが考えられる。しかし全く動かないということは、回転数を完全に間違えているということだが、ライコネンがそんな初歩的なミスをするとは考えにくい。 ではライコネンのクラッチ操作ミスなのだろうか。F1のスタートでは左右二つあるクラッチパドルの片方を完全に引き、片方を半分だけ引いた状態で待っている。シグナルがブラックアウトして、完全に引いた方のパドルを離すと、途中で止めていたもうひとつパドルが有効になり、いわゆる半クラッチ状態になりマシンが動き始める。そして途中で止めていたパドルを離すと通常のモードに戻り、半自動でシフトチェンジができる状態になる。 ライコネンは通常通りにスタート手順を実行したが、マシンが動かなかったと述べている。 「何が起こったのか全くわからない。自分はすべてきちんとやったんだ。でもマシンはアンチストールモードになり、全く動かなかった。何が起こったのかうまく説明できないが、今日のレースを台無しにした、ひどい出来事だった」 「最初のクラッチを離したら、アンチストールモードになってしまったんだ。正しくやったんだけど、2番目のクラッチに問題があり、順位を失ってしまった」 「いつものように全て正確に実行した。だから詳しいことはよくわからないんだ。原因が何であれ、それがアンチストールモードの引き金を引き、その数秒後に自分は最下位だった」 「データを見ると、いつも通りにしたんだけど、セカンドクラッチの位置が正確ではなかった。同じ事をしたんだよ。だからうまく説明できない。何が原因でそうなったのか説明するのは難しいけど、原因を100%正確に理解して、修正する必要があるのなら、修正しなければならない」 チーム代表のアリバベーネは次のように述べている。 「もしそれがテクニカルな問題であれば、君たちに知らせるよ。だが現時点では彼がスタート手順の中で指使いを間違え、失敗したように見える」 2人とも嘘をついていないとなると考えられるのはただひとつ。バイトポイントの設定をエンジニアが間違えたとしか考えられない。 つまりキミは正しいクラッチの位置をキープしていたのだが、バイトポイント自体が間違っていれば、エンストしてもおかしくない。 ライコネンのエンストの原因が何であれ、彼が予選2位と取れたことは事実だし、最後尾から5位になれたのも事実である。ベッテルが2位になったこともある。 今回アップデートしたフェラーリのPUの実力は少なくとも、ワークスのメルセデスには追いつけてはいないが、他のメルセデス勢よりは優れていることが証明された。 これは終盤に向かって、フェラーリには有利な状況であり、もしメルセデスにトラブルがあれば、次に勝つのもまたフェラーリになるだろう。
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