2013 Rd.14 韓国GP 問題の多かった火災処理
▽問題の多いサーキット運営
以前から指摘されていたが、今回もマーシャルの対応には問題が残った。一番問題になったのは、ウェバーのマシンが火災に見舞われた時だ。まずマーシャルが来るのが遅く、消火活動が始まるまでに時間がかかった。あれではエンジンやシャシー本体にまでダメージがいきかねない。
さらにセーフティカーが登場する前に消化器をのせたクルマをベッテルの前に登場させて、あわや大事故につながりかねなかった。ストレートで前がよく見えていたから良かったものの、もしあれがコーナー部分だと危険な状況になっただろう。
さらにウェバーの火災現場でマーシャルはF1でよく使われる二酸化炭素消火器ではなく、エンジンやギアボックスにダメージを与える粉末消火器で消火をして、スカパーの解説者の森脇基恭氏を「最低」と激怒させた。彼は自身のレーシングチームを所有しており、消火活動でマシンがスクラップになることが我慢できなかったのだと思う。
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