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フェラーリの悪夢 2015 Rd.17 メキシコGP観戦記

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メキシコGPはフェラーリにとって想定以上に悪いレースになった。

彼らのマシンが二台ともリタイヤしたのは、2006年のオーストラリアGP以来である。

スタート前、ベッテルには大きな期待がかかっていた。彼は予選でポールポジションのロズベルグに対して0.370差で三位につけた。順位ははいつもと同じだがタイムは小さく、レースでのタイム差は通常、予選よりも小さいことから、レースではメルセデスと接戦が期待された。

だがその期待はオープニングラップで砕けた。スタートで一つ順位を落としたベッテルは、リカルドとバトルをする中で接触し、タイヤがパンクして後退した。

これで彼のメルセデスとバトルをするという希望はなくなってしまった。その後はスピンしてリタイヤしたが、これはライコネンも経験していたので、アップデートしたPUのコントロール系に問題があるのかもしれない。彼ら2人が単純にミスをしてスピンをするとは考えにくいからである。

チームメイトのライコネンはもっとひどいレースになった。順位を争うボッタスとアメリカGPに続いて接触。これは明らかにライコネンに非があった。ボッタスは完全にライコネンのインに入っていて、ライコネンもボッタスが見えていたはずである。それにも関わらずターンインしては接触するしかない。

どうも最近のライコネンはおかしい。彼はこんなに簡単なミスをするドライバーではない。マシンのコントロール能力だけをみればF1の中でも一番か二番を争うドライバーである。そのどうしてこのようなミスを連発するのであろうか。

もうすでに来年の契約は延長しているから、焦る必要はない。彼がキャリアの晩年を迎えているのは間違いのないのは事実である。だがその繊細なドライビング能力が簡単に衰えるとも思えない。

ライコネンは残り2レースで、その実力を見せてくれるのであろうか。