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フェラーリのパワーはメルセデスに追いついたのか?

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メルセデスの非常勤取締役である元ワールドチャンピオンのニキ・ラウダがフェラーリのパワーはメルセデスに追いついたという発言が波紋を呼んでいる。

一方、そう言われた側のフェラーリのベッテルはこれを否定している。ではどちらの発言が正しいのだろうか。

ラウダはフェラーリがモンツァで投入したアップグレードしたパワーユニットはメルセデスに匹敵すると述べている。F1チームは膨大な量の自分達のデータを収集しているし、GPSを使って他チームの情報も収集している。

その為、ある程度はライバルチームの手の内がわかる。ラウダも当然、自分のチームが持っているデータを見た上で、判断していると思われるので、この発言には信憑性があると思われる。

実際、メキシコGPの予選でベッテルはメルセデスに対して0.3秒差。これは今シーズン、ドライ路面での予選としてはかなりの僅差である。

そしてメキシコGPのトラックには長いストレートがあり、タイムに寄与するパワーの割合は比較的大きい。そう考えるとラウダの言う通りフェラーリのPUは格段に性能を上げており、メルセデスに迫っているのは間違いない。

だがフェラーリのPUがメルセデスに追いついているとも思えない。差が縮まっているとはいえ0.3秒差がある。これは一周の差としては小さくはない。

だから結論としてはフェラーリはメルセデスとの差を縮めてはいるが、また追いついてはいないと思う。

そしてメルセデスは今年アップグレードしたパワーユニットを全力で使っていないように思われる。つまりシーズン中にフェラーリはアップグレードしてパワーアップしたが、メルセデスはシーズン開始時のままである可能性が高い。

そう考えると来年開始時にフェラーリとメルセデスの差がどうなっているのかは興味深い。