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崖の復活 ピレリの2016年タイヤ

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ピレリは今年のタイヤにかつてのような崖が復活することを認めた。

ピレリは2011年に単独のタイヤサプライヤーを引き継いだ時、タイヤのタレが酷すぎると、マシンを思いっきり攻められないドライバーからクレームをもらった。

ピレリは2013年の半ばに、その方針を変更した。その年のイギリスGPでタイヤバーストが続出して、レース開催そのものが危ぶまれたからである。

さらには2014年からパワーユニットが変更になり、よりトルクが増えタイヤの負担が大きくなったことから、ピレリはそれに適応した耐久性の高いタイヤを供給した。

その結果としてレース中のタイヤ交換の回数が減った。これらの理由によりピレリはより保守的なタイヤを供給することになった。

だが今年は少し違うのである。

ピレリは今年のタイヤは表面のトレッド層の下に別の種類のラバーを接着。これによりタイヤのある地点を超えると急激なタイヤの性能の劣化が発生する。すなわち崖の復活である。

この方針によりチームはより慎重なタイヤ選択を求められるだろう。しかも今年はタイヤ選択の自由度がより増した。これは悩ましい問題である。

個人的にはタイヤ交換は1回で、ドライバーが全開で走るレースを見たい。だが過去2年間を見ると、そんなタイヤではメルセデスが独走するだけであるのも事実である。