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リカルドのスーパードライブ

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P-20160418-00871_News-chaGP2016 本来であれば3位表彰台に登ったレッドブルのクビアトをこの観戦記で取り上げるべきなのだろう。だがこのレースでのヒーローはリカルドである。 まずは予選。彼はなんと予選で2位になった。これはハミルトンがERSのトラブルでQ1を走ることができなかった幸運も味方した。だがその場合、2位の座はフェラーリのものである。 だがリカルドは、なんとそのフェラーリを上回るタイムを記録して、予選2位の座を獲得した。 レッドブルの戦闘能力だけを考えるとよくても4番目であろう。特に上海のサーキットはコーナー区間もあるが、長いストレートが特徴でパワーユニットの能力がタイムに与える影響が大きい。 そしてレッドブルが搭載するPUはTAG(要するにルノー)であり、このPUの戦闘能力は一番下ではないかと推測されている。 そのPUを搭載したレッドブルで予選2位になるのがどれほど難しいかは、ご理解いただけると思う。 彼らのセクター2のタイムはメルセデスとほぼ同じであった。彼らはコーナーリング部分では最速のメルセデスにも劣っていないことを証明した。 昨年後半のPU供給問題があった時にメルセデスがレッドブルにPUの供給を拒んだ理由がよくわかる。もしレッドブルがメルセデスのPUを搭載していたら、彼らは勝てていたかもしれない。 これだけでもすごいが、リカルドはベストスタートを決めて、ロズベルグをかわしてトップを快走する。さらにその後、3周にわたってメルセデスのロズベルグを2位の座に抑え続けた。 ところがである快調に首位を走るリカルドに不運が見舞う。3周目に彼のタイヤはパンクしてトレッドが剥離してしまったのである。これでリカルドは抵抗する術を失い、ロズベルグに首位を譲った。 もちろんリカルドにパンクがない場合でも、彼が優勝できていたかどうかは怪しい。一度メルセデスがトップに立つと抜くのはおろか、追いつくのでさえも難しい。 だがそれでもリカルドが走り続けられれば、2位の可能性はかなり高かったし、レース後半にロズベルグがクルージングすることもなかった。 タイヤがパンクしたにも関わらず、リカルドは4位にまで順位を挽回した。クビアトも3位入賞していることを考えると、今年のレッドブルはサーキットによっては、もっとメルセデスに迫ることができ、勝利を狙えるかもしれない。