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ベルギーGP中止決定

ベルギーGPの中止が決まった。 非常に残念な決定だ。 ベルギーGPを開催してきたプロモーターが倒産した余波を受けてのものだ。 代わりにバーニー・エクレストンが開催しようとしたが、交渉は決裂した。 これは少し分かりにくいが、構図は下記のような物だろう。 プロモーターが倒産したので、お金を貸していた債権者が資産価値のあるものを差し押さえる。 当然、ベルギーGPを開催する権利は、もっとも有望な資産と見なされるだろう。 これをバーニー・エクレストンが買い戻して、ベルギーGPを自身がプロモーターとして開催しようとしたが、値段があわなかったのだろ。 元々、開催権を与えているバーニー・エクレストンがその権利をお金を使って買い戻すのも変な話しだが、契約は契約だ。 だが、これは2007年以降も開催しないということではない。 権利関係がクリアになれば、来年は開催されるだろう。 問題は2007年以降のF1開催を富士が狙っていることだ。 ベルギーGPの中止により、今シーズンは全18戦で開催されることになる。 この空いた一つの座を狙い、来年以降の開催を巡り激しい競争が繰り広げられるだろう。 しかし、F1ファンから見ればなんとかスパは残して欲しい。 モナコ、鈴鹿にならぶ名コースのスパでF1が開催されなければ、こんなにさみしいことはない。 FIAは「2007年以降のフォーミュラワン世界選手権のカレンダーに再びこのイベントが含まれることを希望している」とのコメントを発しているので大丈夫だと思うのだが。 何がおこるかわからないのがF1の世界。 来年のスケジュールが決まるまで、不安は残る。

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