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四面楚歌のマクラーレン・ホンダ

  マクラーレンホンダに関してはいい話題を見つけるのが難しい。3戦して入賞ゼロ。アロンソからは厳しい言葉を投げかけられるが、もはや反論もできない。

この日のレースもアロンソが孤軍奮闘するも、コーナーで抜いても、ストーレートで簡単に抜き返されるようでは、アロンソが不満を募らせるのも当然である。

そして最後はパワーユニットのトラブルでリタイヤ。バンドーンもパワーユニットの問題で、グリッドにも付けずにリタイヤ。二人合わせて今シーズン完走もゼロ。まるで2年前に戻ったかのようである。

しかも金曜日からMGU-Kのトラブルもあり、ホンダのパワーユニットの信頼性が大きく揺らいでいる。

前回アロンソはマシン側のトラブルでリタイヤ。今回はパワーユニット側のトラブルでリタイヤ。なにをどう改善すればいいのか、その入り口にもたっていない状況である。

ホンダはアップデートしたパワーユニットをできるだけ早く投入するしかもはや道は残されていない。

この状況ではマクラーレンがメルセデスにスイッチするという馬鹿げた噂が現実味を帯びて来る日も近いかもしれない。