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チグハグなマクラーレン・ホンダ

二台ともスペック3のパワーユニットを搭載し、期待されたマクラーレン・ホンダだったが結果は期待を裏切った。

まずアロンソのMGU-Hにトラブルが出て、アロンソは予選決勝を旧型のスペック2のパワーユニットで走らざるを得なかった。これは高速のサーキットであるオーストリアでは厳しい。

だがアロンソはそれでも予選12位。チームメイトのバンドーンも予選13位。決勝レースに向けて期待が持てるグリッドである。

だが決勝レースでアロンソは、後ろから突っ込んで来たクビアトに追突され、アウトにいたフェルスタッペンに激突し、1周目でレースを終えた。

入賞も狙える位置にいたバンドーンも青旗無視のペナルティーをもらい12位でフィニッシュ。

マシンの調子は上がって来ており、ホンダも期待のスペック3を搭載してあるにもかかわらず結果の出ないマクラーレンホンダ。

いまだにコンストラクター選手権の順位は最下位のままである。

だが確実にパフォーマンスは上がってきている。中団グループとは遜色のないペースがある。だからほんの少しのきっかけで入賞できることもあるし、今回のように入賞できないこともある。

次は夏休み明けに予定されているホンダのメジャーアップデートに期待したい。