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明るい兆しのノーポイント  トロロッソ・ホンダ スペインGP観戦記


 
今回は得点ができなかったトロロッソ ホンダだが明るい兆しはあった。ガスリーは予選12位だったし、スタート前には最高のセッティングと話していた。それだけにオープニングラップでのクラッシュは残念だった。
 
これはグロージャンが前を走るマグヌッセンがふらついたのを避けようとしてコースアウト。ここまではそれほど問題ではなかった。アウト側はアスファルトだったし、順位を落としても今のハースのマシンがあれば入賞は不可能ではなかった。
 
だがアウト側に飛び出したグロージャンはアクセルを踏み続け、そのままイン側すなわちコースにスピンしながら戻ってきた。こうなるとオープニングラップで大混雑なので、大事故になる。しかもグロージャンはアクセルを踏んでリアタイヤから大量の白煙を出しながら、コースに戻ってきたので、コース上のドライバーは前が見えず、避けようもない。幸い誰にも大怪我はなかったが、ここでガスリーのレースは終わった。
 
調子が良かっただけに、とても残念な事故だった。だがこの事故はガスリーは避けようがない。トロロッソのマシンのセッティングも決まっていたし、ホンダのパワーユニットも問題がなかっただけに後味の悪いレースとなった。
 
通常、スペインGPには大きなアップデートを持ち込むチームが多いのだが、トロロッソにはなかった。チーム側の説明によると、まだマシンのセッティングを詰めきれてないので、新しいパーツを試すより、セッティングを優先したらしい。実はトロロッソはいまだにバーレーンや中国での結果の原因分析ができていない。
 
トップチームではありえないのだが、これが小規模チームの悲哀である。だからこれからもトロロッソはあるレースでは素晴らしいが、そうでない時はダメというアップダウンの激しいレースが続くだろう。
 
やはりここは早くレッドブルとの契約が待ち望まれる。