F1 ニュース&コラム Passion

シークレットF1 1 今年のマシンはエキサイティング

525743883-25031632013-s 匿名の人物がF1の内側を赤裸々に語る、シークレットF1。今回は、あるドライバーに今年のマシンについて語ってもらいます。 ※写真と記事本文は関係がありません(^_^) まず最初に今年のF1についていろいろと言われているようだが、ドライバーとしてみれば全く問題はない。 コーナーリングスピードが落ちていると言われているけど、ドライビングしているとそんな感覚はない。唯一遅くなったと感じるのは、コーナーの立ち上がりだけだ。去年まではエキゾーストブローを使えたからね。アクセルを開ければ、グリップがあったので、ロケットのように加速できた。その部分は大きく違う。でもそれ以外はそんなには変わらない。 トルクは増えた。だから気をつけないとホイールスピンはすごい。5速でもラフにアクセルを開けるとホイールスピンをする時がある。だからスタートの時はより慎重にアクセルを扱わなければならない。昨年まではクラッチをつないで動き出すと、それほど気をつけなくてもよかったけど、今年はクラッチを完全につないだ後でも気をつけないと簡単にホイールスピンするよね。 コーナーからの立ち上がりでも3速や4速を使うことがある。今年はギア比が固定されているからね。だからモナコでも全く問題ない。坂を登る時でも素晴らしい加速を見せてくれるだろう。 ただダウンフォースは減っているから、オールージュを抜ける時はスリリングになるだろう。V8になってから昨年までオールージュはほとんどストレートと同じだった。ドライバーによって違いを生み出せる場所じゃなかったよね。雨の時は別だけど。でも今年は違うだろう。あそこを速く駆け抜けるのはエキサイティングな経験になる。 ただうちのエンジニアがシーズン後半までにダウンフォースを増やしてくれば、状況は変わってくる。もちろんドライバーとしては、それは大歓迎だよ(笑)。でも1人のドライバーとしては挑戦しがいのあるコーナーが復活するのはうれしいね。 新しいエンジン音もそのうちになれるだろう。V10からV8に変わった時も、音が酷いと言われていたよね。でも半年もすれば誰も気にしないし、話さなくなった。リアウィングが狭くなった時もそうだし、トレッドが狭くなった時もそう。人は忘れやすい生き物なんだよ(笑)それにターボエンジンなんだから、それに慣れなければならない。ピットで大声でなくても会話できるのはうれしい。 ただタイヤに関して言うと、何も変わっていない。熱入れは慎重にしなければならないし、いきなりハードに攻めることには慎重にならないとね。タイヤが終われば、どんなに素晴らしいエンジンがあり、素晴らしいマシンがあっても勝つことはできない。 この部分は不満があるよ。ドライバーは誰だって全力で走りたいだろ?でもうまいタイヤの使い方をわかれば、有利になるし、頭を使うのは歓迎だ。ドライバーの中にはいきなりプッシュしてタイヤをダメにしても、タイヤのせいにするやつがいるだろ?誰とはいわないけど(笑)。 ブレーキについても不満はない。テストの前にはすこし心配していたけど、それほど悪くはない。ブレーキングはどのドライバーも敏感な部分だから心配だったけどね。ただエンジニアに説明する時が難しい。より複雑になったから、そればモーターから来ているのか、ブレーキから来ているのか判断するのは難しい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください