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2014 Rd.3 バーレーンGP観戦記5 ウィリアムズ 3ストップの理由

  ウィリアムズが3ストップを選択したのは、彼らのマシンがタイヤに厳しいからである。 ウィリアムズがマレーシアGPでバトンが抜けなかったのもそれが理由である。もしマッサがボッタスを前に行かせたとしても、ボッタスのタイヤもすぐにたれてトラクションが悪くなり、バトンを抜くのは難しかったと思われる。 そのせいで彼らはメルセデスのパワーユニットを搭載しているにも関わらず、表彰台争いに絡むことができなかった。もし彼らが2ストップで行けることができたら、彼らのチャンスは増えていた。 それにSCが入ったことも想定外であった。3ストップは基本的にフレッシュなタイヤを使ってタイムを稼いでタイヤ交換の時間を作る作戦である。SCが入ってギャップがなくなっては厳しい。もちろん上位勢との差もなくなるのであるが、今回は2ストップ勢の最後のタイヤ交換がちょうどセーフティカー登場時に重なり、3ストッパー勢はタイムロスが少なく幸運であった。 またセーフティカーが長くとどまったので、最後のスティントが11周と短くなり、2ストッパーと3ストッパー勢の差がでなかった。 ウィリアムズはメルセデスのパワーユニットというアドバンテージを持っているのであるが、マシンはタイヤに厳しく持てる力を出し切れていない。他のパワーユニットが追い上げてくる前に、なんとか結果を残しておきたい。

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