2014 Rd.4 中国GP 観戦ガイド マシン編
2014年第4戦 中国GPのマシンのセッティング傾向を紹介する。
【パワーユニット】
全開区間の距離は長いが、1周あたりの全開の比率は低い。これは長い直線区間と低速コーナーが混在している為である。直線スピードの稼げるトップエンドのパワーと立ち上がりのトルクの力強さが欲しいが、両立するのは難しい。
ルノーはこのレース向けて改善してきており、フルパワーを使える見通しである。だが依然としてメルセデスとの差があることも認めている。
パワーユニット負荷(1が最も低く、5が最も厳しい)
エンジン
4
MGU-K
3
MGU-H
4
バッテリー
3
燃料消費
3
エネルギー回収
3
最高速:322km/h(DRS ON)、310km/h(DRS OFF)
全開率:55%
【シャシー】
中高速コーナーでは姿勢を保つべく、固い足回りにしたいが路面がバンピーなのでしなやかな足回りにもしたい。その妥協点を見つけるのが難しい。
タイトな曲がりこんだコーナーと中高速のコーナーが配分されているので、基本は高いダウンフォースをつける。長い直線はDRSが使えるので、それを利用する。
また直線への立ち上がりでは、トラクションが求められ、オーバーテイク時の影響が大きい。
フューエルエフェクト:0.34秒/10kg
【ブレーキ】
摩耗レベルは中程度。
長い直線の後でビッグ・ブレーキング・ポイントが三カ所存在するが、直線が長いので冷却面では問題はない。
路面はバンピーであり、特にターン14手前に大きなバンプがあるので、ロックには注意が必要。
ブレーキング率:15%
【DRS】
DRSの使用区間は2カ所あり、最初のDRS検知ポイントはターン12に設置される。起動開始地点はターン13を立ち上がってバックストレートの中間より少し手前である。
2番目のDRS検知ポイントは最終コーナーであるターン16の手前に設置。ターン16の立ち上がりから、DRSを起動できる。
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