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2014 Rd.5 スペインGP観戦記 迷えるフェラーリ

アップデートを持ち込んだフェラーリだったが、相対的なポジションに変わりはなかった。 相対的なスピード考えると、むしろ後退したかのようである。 唯一の明るい点はライコネンのドライビングスタイルにマシンをあわせることができたことである。これでライコネンは予選で、アロンソより一つ上になることができた。決勝では3ストップのアロンソとは違う、2ストップを選択したので、終盤に逆転されたが、これまでとは違う走りが見せられた。 この作戦でレース後、一騒動がおこった。通常、どのチームも前を走るドライバーに先にピットインする権限が与えられている。だが今回、ライコネンが前を走っているにも関わらず、アロンソを先に入れる場面があった。 アロンソは3ストップだったから、当然なのであるが、これにライコネンが激怒した。彼はどうしてアロンソが3ストップで彼が2ストップだったのかチームに説明を求めた。その為、チームはレース終了後にライコネンに対して弁明することになった。 ライコネンに復調の兆しは見られたが、フェラーリの問題はまだ解決されたとはほど遠く、優勝争いはおろか表彰台を争うのも難しい状況である。 この為、近いうちにフェラーリでは上級幹部の首が何人か飛ぶと予想されている。だが幹部の首を変えてもすぐに速くなるわけではない。 迷える跳ね馬はどこに向かうのであろうか。このままではアロンソの移籍も現実味を帯びてくる。

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