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ホンダは今年勝てるか【ドライバー編】

ジェイソン・バトンは問題がない。 彼は勝てるドライバーだ。 ただ今年、チャンピオンになれるかどうかは、少し疑問だ。 彼は速いドライバーだが、そこに問題点がある。 彼は出来の悪いマシンも速く走らせてしまういいドライバーなのだが、あまり技術的な部分に興味がなさそうに見えるのが心配だ。 セットアップが決まっていないマシンを速く走らせるのは優れたドライバーの条件だ。 だがここでチャンピオンになれるドライバーと、そうでないドライバーに大きく分かれる。 技術的な部分にも興味を示し開発も熱心なドライバーと、そうでないドライバーだ。 前者の代表はピケ、プロスト、セナ、シューマッハー、アロンソなどだ。 後者の代表はアレジだと思う。 バトンはアレジと同じ様なタイプでないかと思う。 だから、彼は勝てるが、チャンピオンになれるかというと、厳しいと思う。 これらの中には、マンセルや古くはハントなども含まれると思う。 彼らはみな速いのが特徴だ。 多少、マシンのセットアップが決まってなかろうが、タイムを出してくる。 だが、彼らはチャンピオンにこそなっているが、彼らの速さを考えると2、3回、タイトルを取っていてもおかしくない。 過去のホンダの成績を考えてみよう。 ホンダエンジンは過去、最強だった時代がある。 だが実際に勝ったドライバーは誰だったかをもう一度、思い出してみよう。 ケケ・ロズベルグ、マンセル、セナ、プロスト、ピケ。 そうそうたる面々だ。 他のドライバーも勝っているが、勝ち星の大半を彼らがあげている。 つまり、どんなにマシンが良くても、エンジンが良くても勝つのはドライバーだと言うことだ。 そう言う意味では、今年ホンダがチャンピオンになることは難しいだろう。 もう一人のドライバーである、バリチェロはどうだろう。 彼はフェラーリ時代、ミハエル・シューマッハーにまったくかなわなかった。 最強ドライバーのミハエルと比べられる方もつらいが、ミハエルを食ってやろうという気概が彼の発言からは見られなかった。 少しおとなしすぎるように思える。 たとえ地位はナンバーツーでも、気持ちだけは負けて欲しくはなかった。 決勝のラップタイムが安定しないのも大きな欠点だ。 これで開発能力がずば抜けて優れているのならともかく、そう言う話しは聞かないので、今年もあまり期待できないだろう。 今年で契約が切れるバリチェロだが、このまま引退しそうだ。 ホンダが契約を延長したら、それは大きな驚きだ。 ホンダは次の時代をにらんで、新人ドライバーの発掘に力を注ぐべきだ。 なぜBMWがクビサを起用したのか。 なぜマクラーレンがハミルトンを走らせるのか。 答えはただ一つ、優れたドライバーこそがチームの浮沈に大きく影響するからだ。 佐藤琢磨が2008年にホンダに戻れば、それはそれでうれしいけれども、ホンダが本気でチャンピオンを狙いたければ、次世代のミハエル・シューマッハーやアロンソ発掘しなければならない。

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