2014 Rd.7 カナダGP観戦ガイド タイヤ作戦編
【タイヤ】
ピレリタイヤはスーパーソフトとソフトを持ち込む。これはモナコと同じ組み合わせである。
モナコでは長距離を走ることができたが、ウォームアップには問題を抱えた。
路面は比較的スムーズで、タイヤにとって厳しいサーキットではない。ただハードブレーキが多く、フラットスポットを作ると、タイヤをダメにしてしまう。
低速からの立ち上がりが多くリアタイヤの負担は大きい。リアタイヤがタレると、低速コーナーの立ち上がりで加速が鈍り、長いストレートでオーバーテイクされてしまう。立ち上がりでは丁寧なアクセルワークで、タイヤの摩耗を最小限に抑える必要がある。タイヤ交換の時期はリアタイヤが決定する。
気温はモントリオールで一番重要になる要素である。天候により気温は15度から35度まで変化する。
【ピット戦略】
カナダGPは追い抜きができるので、シミュレーションで最速の作戦がベスト。
しかもピットでのロスタムが少ないので、マルチストップが可能。
その為に2ストップが予想される。
ただセーフティーカーが登場した場合は、柔軟な作戦変更が鍵になる。
1ストップも可能だが、ここは比較的オーバーテイクが可能なので、ラップタイムを重視した方がいい。
ロスタイムはピットレーンの距離が短く、15秒+静止時間(合計約18秒)と少ない。
【セーフティカー】
このサーキットはエスケープゾーンが狭く、セーフティカー登場確率は56%と高い。過去12レースで7回セーフティカーが展開している。これは作戦に大きな影響を与える。
- 2014 Rd.7 カナダGP観戦ガイド マシン編
- 2014 Rd.7 カナダGP観戦ガイド レース展望編