クルサードの思い出
ディビット・クルサードが引退を発表した。
彼の最初の思いでは、94年のF1デビューの時に遡る。
最初の年、彼はウィリアムズから出走するも、翌年の契約を残したまま、マクラーレンと二重契約。
FIAの裁定で結局、ウィリアムズでもう一年走ることになる。
ウィリアムズとマクラーレンが取り合うとは、どんなに凄いドライバーなのかと思った記憶がある。
昨年、マーケッティング活動の一環として東京は浅草、浅草寺でレッドブルを走らせてくれたことは、いい思い出だ。
(その時の模様は、こちらからどうぞ)
彼の主な戦績は14年間走り13勝。
チャンピオンにはなれなくて、最高ランキングは二位。
派手なところはないが、確実にポイントを取り、勝つドライバーという印象だ。
それでも、二桁勝つというのは、能力があるという証明だ。
マシンが良いだけでは、13勝もできない。
彼より勝ち星が少なくて、チャンピオンになったドライバーは一人や二人ではない。
正直、同世代のハッキネンやシューマッハーと比べると速さの面では差があると思うが、それを補う開発能力は高く評価される。
レッドブルの好調も彼の貢献が大きい。
それ以外に、彼はプレイボーイとしても有名である。
美人のガールフレンドを、何人もレースに連れてきていた。
うらやましい?
そんなことは、少しくらいしか思ったことはない(^^)。
恐らく彼は、最後の旧世代に属するドライバーだろう。
そんな彼の引退発表に、40代の私は一抹の寂しさを感じる。
(と思ったらバリチェロがいたか!?)
彼の抜けたシートには、若いドライバーが抜擢される。
そうして、新陳代謝がはかられて、F1は続いていく。
ちなみに彼は引退後も、レッドブルのコンサルタントとして働くらしいので、パドックで見かけることもありそうだ。
クルサード、お疲れ様。
そして、新しい人生でも成功すること願っているよ。
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