2014 Rd.7 カナダGP 一進一退のフェラーリ
今回、カナダGPの大きなアップデートを持ち込んだフェラーリ。アロンソはアップデートの効果はあると述べているが、予選は7位で決勝レースは6位だった。ライコネンは予選10位で、決勝も10位である。もっともこの順位はペレスとマッサがクラッシュして、最終ラップで消えたからの成績である。
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当然、他のチームも開発を進めているわけで、フェラーリだけが進歩しているわけではない。フェラーリのマシンは改善されてはいるが、まだその能力を100%使うことができていない。
だがそれでも大きなアップデートを持ち込んだカナダGPでこの結果は喜べない。
フェラーリのパワーユニットは、ルノーほどには開発が進んでいない。このサーキットはパワーが必要なコースであり、フェラーリは明らかにその部分で後れを取っている。
クリアなスペースで走るとある程度のペースはあるが、ストレートが遅いので、抜けない。そしてタイムをロスする悪循環に陥った。昨年もカナダGPから失速したフェラーリ。今年はこの後、どうなるのであろうか。
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