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エンジン凍結の抜け穴

以前、私が指摘していたようにエンジン開発凍結の抜け穴を利用しているチームがあるようだ。 一番、メリットを受けているのはどうやらフェラーリ。 それはヨーロッパGPの最高速度を見ればよくわかる。 予選での最高速度の上位四人は以下の通り。 S.ベッテル 316.4Km/h F.マッサ 316.1Km/h K.ライコネン 316.0Km/h S.ボーデ 315.8Km/h この四人の共通点は、フェラーリエンジンを使っていることだ。 もちろん最高速度が高ければ、エンジンのパワーがあるとは限らない。 だが、この数字はたんなる偶然ではないだろう。 このレギュレーションが策定されたときに懸念したのは、信頼性を解決するための部品であれば、FIAの承認を得て部品を交換できるという点だった。 ただ、この部品は信頼性アップでOKで、この部品はパワーアップするのでダメなどとFIAが判断できるはずもなく、予想通りルールの隙間を利用してメリットを得ているチームとそうでないチームの差が出てきているようだ。 まじめにレギュレーションを守っているのは、ルノー。 マクラーレンは、フェラーリの次にメリットを得ていると噂されている。 一説によるとマクラーレンは25馬力のアドバンテージを得ていると言われている。 F1のレギュレーションは、文字で書かれているのでその解釈は人それぞれである。 当然、グレーゾーンが出てくる。 過去には、一戦だけ許されたブラバムのファン・カーやロータスのツィン・シャシーなど変わり種もあった。 失格にならないように、それを利用するのもF1チームの知恵である。 日本人的感覚からすると、正々堂々と勝負しろと言いたくなるかもしれないが、これが彼の流儀なのだ。 いい人では、決して勝ち抜けない世界なのだ。

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