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マルシアも撤退の危機

ケータハムがアメリカGPへ参加できないことがほぼ確実になる中で、もう一チームの参加も危ないようである。 それはケータハムとコンストラクターズランキング10位を争っているマルシアである。先日の日本GPでマルシアのジュール・ビアンキがクラッシュして依然として意識不明の状態であるが、マルシアがアメリカに行けるかどうかは定かではない。 マルシアはベルギーGP以降、日々のチーム運営費にも困っており、オーナーもチームの買い手を探している。 またチームはフェラーリに支払うべきエンジン代金も滞納している。その為、フェラーリは2015年用のパワーユニットに関する技術情報を渡していない。 このままマルシアもアメリカGPに参加できないとなると、レースはたったの18台で争われることになる。 もしケータハムとマルシアが撤退するとなると、新規参入した3チーム全てが姿を消すことになる。これは元々、予算制限を前提にエントリーを受け付けておいて、その後予算制限を設けなかった為に起こった事件である。 関連記事:F1 今そこにある危機 もはやF1は予算がかかりすぎ、プライベートチームでは手に負えない状態になっている。この他にもザウバーの財政状況も厳しく、来年以降の参戦が危ぶまれている。 冗談にも思われていた1チーム3台エントリーも現実味を帯びてきた。 果たしてアメリカGPには何台のF1マシンが到着するのであろうか。
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