2016年からF1にエントリーすることが認められているハースF1チームは、中心的な役割を持つテクニカルスタッフ3人と契約したことを発表した。
ベン・アガサンジロウは空力担当の責任者としてフェラーリから移籍してくる。彼はフェラーリで最近の風洞施設のアップグレードを担当しており、以前にはレッドブルとマクラーレンで働いた経験もある。
チームは既に2016用マシンの空力テストをするための、60%の風洞実験モデルを完成させている。
他の2人はマルシアから移籍してくる。ロブ・テイラーはチーフデザイナーとして指名されていて、アガサンジロウと同じく以前はフェラーリ、マクラーレン、レッドブルでの経験がある。
デイブ・オニールもマルシアからハースへ移籍して、チームマネージャーになる。オニールはマルシアが2009年にF1へ参戦する際に大きな貢献をした。
ハースはヨーロッパの前線基地として元マルシアの施設を使う予定である。
チーム代表のギュンター・スタイナーは「まだまだやることは多いけど、2016年に競争力を持つために、かなりの仕事をこなしてきている」と述べた。
「フェラーリとの技術提携のお陰で想定以上の開発を進めることができている。我々のやり方は新しいし、これまでのものとは少し違う。我々は計画に集中しているし、F1に集中している。そして最も重要なのは計画通りに進んでいることだ」
「来年の今頃は、我々のマシンもテストが終わり、メルボルンに向けての準備を終えているだろう」
もし彼らが言うことが本当であれば、それは驚きである。来年のハースF1は期待できるかもしれない。