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2012 Rd16 韓国GP観戦ガイド



【開催国概要】
開催国:大韓民国
首都:ソウル
地理:朝鮮半島南半分に位置する
人口:48,333千人(世界26位)
GDP:約100兆円(世界第14位)
公用語:韓国語
通貨:ウォン

【サーキット】
韓国国際サーキット
距離:5.615km 周回数:55周 レース距離: 308.630km
予選最速タイム:1分35秒585(S.ベッテル/レッドブル 2010)
ファステストラップ:1分39秒605(S.ベッテル/レッドブル 2011)

今年で三回目の開催となる韓国GP。
コースは低速コーナーと直線区間が主体のセクター1とコーナーが多いのテクニカルなセクター2とセクター3に大別できる。
オーバーテイクポイントはホームストレートとバックストレート、そしてストレートエンドでのブレーキングとなる。
アップダウンは少なく、市街地コース的な面もありコンクリートウォールが近い部分もある。
ポールポジションの位置はコース右側。
【エンジン】
長い直線が3本有り、エンジンパワーがあるメルセデスエンジン勢は有利。
エンジン全開率は55%と平均的。
コーナー部分ではエンジンのピックアップの良さが重要になる。
燃料消費量は1周辺り2.75Kgは平均的。
燃料搭載量は148.5Kgでやや多め。

 【シャシー】
長い直線とコーナーの連続する部分があるサーキットで、どの部分にセットアップを合わせるのかが難しい。だが今年は、DRSがあるのでダウンフォースをつけてくるマシンが多い。
コーナー部分はレッドブルは有利で、直線部分はマクラーレンが有利。
フューエル・エフェクトは10kgあたり0.37秒と高い。
ブレーキへの負荷はやや高め。

【DRS】
検知ポイントはターン1の手前90m。
動作ラインはターン2の320m前方。
昨年よりDRSゾーンは延長されている。
最高速度:316Km(DRS ON)、304Km(DRS OFF)

【タイヤ】
ピレリはソフトとスーパーソフトを持ち込む。
中高速のコーナーがあるとは言え、路面は滑らかでありタイヤには厳しくない。
タイヤによるラップタイムの差は新品の予選時に1秒前後。
低い気温はタイヤの寿命を延ばすのには好都合。
スーパーソフトはタイヤかすが多く、レース終盤では追い抜きが難しい。
この時期の韓国は曇天だと気温が上がらず、路面温度も上昇しない。
そうなるとソフトタイヤは温度を上げるのに苦労するだろう。

【天気予報】
週末の天気は安定しており晴れ時々曇り。
気温は21度程度になると思われる。
ただ海に近いロケーションから急な雨もあり得る。
2010年は豪雨により長時間レースが中断されたことは記憶に新しい。

【ピット戦略】
2ストップが基本で、タイヤに厳しいマシンは3ストップになる。
タイヤのライフは両方で大きな違いはなく15周から18周程度になる見込み。
最初のストップは14周くらいから始まり、二回目のストップは34周目あたりになる。
上位陣はスーパーソフトでスタートし、ソフトタイヤを二回つなぐの標準的な作戦。
昨年スーパーソフトはオーバーヒートの傾向がありデグラデーションが早く進むので、決勝ではスーパーソフトでスタートし、ソフトをつなぐ作戦が多いだろう。
過去二回の開催では共にセーフティカーが出動している。
昨年はSC下で4周走り、2ストップで走るドライバー達を助けた。
ロスタイムは21.5秒+静止時間。

【レース展望】
鈴鹿を制覇したレッドブルはここでも強さを見せるだろう。
マクラーレンがどこまで肉薄するかが注目点。
フェラーリもレースペースは悪くないので、予選次第では表彰台争いに絡んでくるだろう。

【過去5年間の優勝者】
2010 F・アロンソ<フェラーリ>
2011 S.ベッテル<レッドブル>

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