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今年アロンソがチャンピオンになるこれだけの理由

さてヨーロッパラウンドも始まり、今シーズンもこれからというところですが、実はもう今年のチャンピオンは決まったも同然なんです。今年はアロンソがチャンピオンになるんです。それはなぜか?  

それには多くの理由があります。 まず昨年に比べると予選の速さがある。もちろんまだレッドブルとは差がある。でも昨年よりははるかに改善されている。 二番目の理由は、レースペースが素晴らしくいい。昨年もレースペースは良かったのですが、レッドブルもなかなかのペースで予選との差をひっくり返せなかったのですが、今年はレッドブルがタイヤマネージメントで苦労しており、相対的にフェラーリは素晴らしいペースを維持できています。 ロータスもレースペース、タイヤのもちのバランスがいいのですが、残念ながらフェラーリ程の速さがありません。だから彼らはフェラーリより一回タイヤ交換 の回数を減らしているのです。そうしないと彼らは競争することができない。もし彼らのレースペースがフェラーリ並みにあるならば彼らも同じタイヤ交換数で 速く走る事を選択するはずです。 その他にもフェラーリは昨年同様、スタートシステムが抜群にいいし、タイヤ交換のミスも少ない。 こちらも昨年同様、彼からの唯一の問題は予選にあります。そこが改善されたのですから、彼らに競争力があるのはある意味当然なんです。 そして最後はフェルナンド・アロンソの存在です。この現役最高のドライバーはタイヤの状態をコーナー毎に感じとり、その状態にあわせた走りができる。スタート直後のマシンが重い状態でもマシンを巧みにコントロールし、オーバーテイクしていく能力。 確かにベッテルもライコネンもハミルトンも優れたドライバーです。しかし総合力でいえば、やはりアロンソが現役No.1なのです。 でもまだ得点ではランキング三位と言われる方もいるでしょう。でもアロンソは最初の5レースでまともに走ったのはたったの三回だけ。そのうち二回勝っています。私がアロンソ推しな理由がお分かりいただけたでしょうか? と ころが、アロンソファンには嫌なニュースがあります。それはピレリタイヤがなんとシーズン真っ只中にタイヤのスペックを変更するという行動にでました。こ れは今の勢力図を書き換える可能性がある程インパクトのある変更です。もっともフェラーリのアドバンテージがきれいさっぱりなくなる事はないのですが、差 が小さくなる事は間違いないでしょう。 このタイヤ変更でチャンピオン争いは混沌とする可能性があります。 その辺りはまた明日のコラムでお話ししたいと思います。

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