2013 Rd.14 韓国GP グロージャン失望の三位
▽失望の三位 グロージャン
予選4位の走りを見せたグロージャンは、ウェバーの10グリッド降格により3位スタートとなった。コース上でハミルトンを抜いた彼は、その後も2位をキープ。ただ唯一のミスが彼から2位を奪い取ってしまった。
最初のSCあけ直後の最終コーナーでグロージャンは少し大回りしてしまいスピードをロス。三位まで順位をあげていたチームメイトのライコネンのパスされてしまう。本当にいい走りをしていただけに残念な結果である。実際に彼はキミより速かったし、ペースは全く問題がなかった。だがこのレベルで戦うとたった一回のミスが結果に反映されてしまう。
そこが彼とワールドチャンピオンに違いであり、学んでいかなければならない点だ。なぜならあの最終コーナーを多少落として走っても抜かれる可能性は低い。最も気をつけなければならないのはターン2と3の立ち上がりだ。ここさえ抑え込めれば抜かれる可能性はほぼない。ヒュルケンベルグが遅いマシンで4位になれたのもそれがわかっており、それ以外の部分では無理しなかったからである。
新しいタイヤになってからグロージャンはキミに対して予選で勝っている。にもかかわらず決勝でキミに勝てないのは、ほんの少しの差が明暗を分けているのである。彼は速さを持っている。それだけにそのわずかな差がつめられるかどうかが、チャンピオンとその他のドライバーを分ける小さく大きな差となる。
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