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ロータスが投資会社と契約間近か?

ロータスと投資会社との契約が数日中に締結されるというニュースが流れている。しかし報道内容を見る限り、疑問点が多々ある。 まず投資会社が自身の名前を、インフィニティ・レーシングからクオンタムに変更している。同名の日産のブランドと混同されやすいかららしい。だが普通の会社が契約間近だとは言え、そんなに簡単に会社の名前を変えるだろうか? またこの契約締結に伴い、ロータスの株式の35%を取得し、その金額は約260億円と伝えられている。だが赤字で、負債が多く、立て直しの見通しもなく、元チャンピオンのライコネンが不在のチームへの評価額としては多すぎないだろうか。もちろんブランドなど数字では表れない価値があるのは理解している。だがこのチームはロータスと名乗ってはいるが、元々のロータスとは違う組織で、以前はルノーでその昔はベネトンと言われていた。歴史のあるチームだし、チャンピオンも2人輩出してはいるが、彼らはフェラーリではない。 260億円を調達したとしても150億円の負債があるのならば、それの返済にかなりの額が使われるだろう。であるならば来年の活動資金が安泰というわけでもない。 関連記事:移籍を巡るヒュルケンベルグとロータス それぞれの事情 それに契約がまとまったからと言って一安心というわけではない。契約するのと実際にお金が振り込まれるかどうかは別問題であり、お金が振り込まれない限り安心することはできない。この世界には契約はしたが、お金を払わないという人は普通に存在し、珍しくもない。  

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