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レッドブルは2014年のドライバーにアロンソを考えていた

2014年のドライバーシートで一番の注目を集めていたのが、引退するウェバーの後に誰が座るのかと言うことであった。最終的にはリカルドが座ることになったのだが、そこまでは紆余曲折があった。 レッドブルはライコネンのマネージメントともアロンソのマネージメントとも話し合いをもった。そしてニューウェイとホーナーはアロンソをウェバーの後継にと考えた。コンストラクターズタイトルの獲得を考えるとウェバーが抜けた後には、それなりの実力者が必要だと考えるのは当然であり、アロンソであれば経歴も実力も問題はない。 だがオーナーのマテシッツは違う考えをもっていた。彼はレッドブルのジュニアドライバープログラムから選ぶべきだと考えてトロ・ロッソからリカルドを昇格させたいと考えた。レッドブルはジュニアドライバープログラムに資金を投じてきたが、これまでにセバスチャン・ベッテル以外にこれといった成果を生み出していない。さらに7月の若手ドライバーテストでリカルドがいい仕事をしたことも評価された。 最終的にはご存じの通り、リカルドがレッドブルのシートを得ることになるのだが、そこまでには多くの人間の多くの思惑があり、最後までどうなるかは予断は許されなかった。この世界は契約書にサインしてもひっくり返されることがあるし、電話で契約の意志を伝えられた数時間後にキャンセルされることもある恐ろしい世界である。 リカルドのような若いドライバーが競争力のあるシートを得るのを見るのは、いつもワクワクする。彼の実力を証明する機会が訪れたのである。だがこれは危険な機会でもある。レッドブルは誰もがあこがれるシートである。レッドブルに乗れば勝つことができる。逆に言うとレッドブルで勝てないようでは、他のマシンに乗っても勝てないと言うことであり、ダメなドライバーの烙印を押されかねない。そうしてF1を去って行ったドライバーを多く知っている。 しかも彼のチームメイトは最年少で4回チャンピオンになったセバスチャン・ベッテルである。彼の受けるプレッシャーは相当である。彼がそのプレッシャーとはねのけて成功を収めてくれるのを願うばかりである。

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