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2013 Rd.18 アメリカGP観戦記2 取扱注意のピレリタイヤ

今回は予選でのタイヤの使い方がポイントになった。土曜日午前のフリー走行3回目とはかなり違ったコンディションになり、タイヤの温め方が難しかった。 その為、タイヤの温めに失敗したバトンやロズベルグがQ2で脱落した。 逆にレースではミディアムでも余裕でレース距離の半分を走れるし、ハードではほとんどタレが見られずにコンパウンドがある限り走ることができた。その為、スピードのあるレッドブルは心配なくペースを上げられた。もっとも最悪の事を考えるエンジニアのロッキーは、セーフティカーが入った後のことを考えて常にペースをコントロールするようにベッテルに指示していた。タイヤが残っていないとセーフティカー明けの再スタートでスパートがかけられないからである。 ピレリタイヤは保守的なタイヤ選択をしたと指摘されるが、ソフトタイヤを持ち込むとインドGPのように最初の数周を走っただけでタイヤ交換する事になる。要するにソフトタイヤとミディアムタイヤのコンパウンドの差が極端に離れすぎているのが問題なのである。

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