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ピレリ タイヤカスを減らす努力をする

ピレリタイヤは2014年に、コース上にばらまかれているタイヤカスを減らす努力をすると述べた。   ピレリは2013年、特に柔らかいコンパウンドのタイヤで大きなタイヤカスを出し、オーバーテイクを難しくしていた。また大きなタイヤカスはフロントウィングのエレメントの隙間につまり、ダウンフォースを減らしレース結果に影響を与えていた。 ピレリはブリヂストンのタイヤよりトレッド表面を溶かしていない。ブリヂストンはタイヤ表面を溶かして粘着力を出し、グリップを上げていた。その為、路面へのゴムの付き方もブリヂストンの方が多く、路面が改善する度合いも大きい。ピレリは表面の溶け方が少ないので、路面につかずそのままコンパウンドが路面に引きずられて、引き離されていると見られる。これは彼らが意図的にグリップを少なくするためにしているのか、単にその技術がないのかは不明である。 ピレリのポール・ヘンベリーは「それはタイヤのウェアに関連している。コンパウンドが飛び散るのはスーパーソフトが多く、ソフトもある程度は出る。それはタイヤが十分な強度をもたないためだ」と述べた 「路面が厳しくなく、固い二種類のタイヤを使った場合、タイヤカスはほとんど出なくなるだろう。だから我々は改良しようと努力している」 だがタイヤカスを減らすのは簡単ではないことはヘンベリーも承知している。 「異なるコンパウンドでどうタイヤが動作しているか計測し、理解している段階だ。我々はコンパウンドが引きちぎれないように改良する努力をしている。それがタイヤカスを減らす鍵になり、我々が来年の目標にしていることだ」 「やり過ぎてしまうと、グリップがなくなりタイヤスピンが多くなる」 「開幕するまで空力に与える影響がわからないので、そのバランスを取るのが難しい。それにチーム間でのばらつきが大きいのも難しいポイントである」

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