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2014年の注目ポイント3 最低重量

今年、最低重量は642kgから690kgに増えている。だが多くチームはこの目標値をクリアするのに苦しんでいる。   というのもエンジンのレギュレーションが大幅に変わり、ターボやモーター、バッテリーの容量も増え、冷却容量も増加。その為、大きく重量が増えることが確実であり、最低重量の690kgを下回るマシンを作るのはかなり厳しいタスクになる。 このままでは重いドライバーは不利になるので、ドライバーから更に最低重量の増加を求められているが、チーム間での合意はされていない。このままでは大柄で体重の重いドライバーは不利になる。10kg重量が増えると1周あたり0.1秒を失う。もし仮に全てチームが690kgでマシンを仕上げてきた場合、ドライバーの体重はそのまま、タイム差に表れる。この場合、重いドライバーは競争力を失いかねない。 昨年までのように、マシンが最低重量以下の場合でもドライバーの体重が重ければバラスト搭載量が減り、セッティングの自由度を奪われて不利になっていた。それが今年は更に不利になる。 今年のエンジンは非常に複雑なので、チームは多くの計測機器を搭載してデータをとりたい。だが重量に余裕がない場合、計測機器を搭載する余裕がなくなり更に不利益を被りかねない。

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