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結果がでないマクラーレン・ホンダ 好調を維持

今回も結果は出なかったマクラーレンホンダだが悲観する必要はない。フリー走行から常にトップ10内を維持していたし、予選でもアロンソはQ3に進出している。
 
バンドーンはPU交換のペナルティーで最後尾スタートとなったが、8番手スタートのアロンソは常にトップ10を維持し、入賞はほぼ確実なペースだった。だがここでもMGU-Hがトラブルでリタイヤとなった。このMGU-Hは日本GPで交換した走行距離が少なかったのだが。
 
今年のホンダはこのMGU-Hに悩まされて来た。オーストリアで対策はしたものの、これは対処療法で抜本的な対策でなかった。そのためその後もたびたびMGU-Hのトラブルが出ていた。そしてこのレースでも同じトラブルがでて、ほぼ確実だったポイントを逃してしまった。
 
抜本的な対策は設計からやり直す必要があるので、来年用の新型PUまで待たなければならない。だがマクラーレンホンダのペースは確実に速くなっている。少なくともトップ3のメルセデス、フェラーリ、レッドブル以外のチームの中でトップクラスである。
 
フォースインディアにはまだ特定のサーキットでしか勝てないが、彼には最強のメルセデスエンジンがあることを考えると、もうルノーにかなり近づいていると考えていいだろう。来シーズンが楽しみである。