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2011 Rd18 アブダビGP観戦ガイド



【開催国概要】
開催国:アラブ首長国連邦
首都:アブダビ
地理:アラビア半島のペルシャ湾沿岸に位置する首長国からなる連邦国家
人口:約5,000千人(世界137位)
GDP:約26兆円(世界第36位)
公用語:アラビア語
通貨:UAEディルハム

【サーキット】
ヤス・マリーナ・サーキット
5.5km×55周=302.5km

アブダビは、アラブ首長国連邦を構成する首長国のひとつで、2009年に初開催されたレースで、夕方スタートしゴール時には夜になるトワイライト・レースである。

サーキットは、珍しい左回りのレイアウトを持つ。
コースは、大きく分けて三つのパートからなる。

最初の部分は中高速コーナーが連なる高速ターン区間。
次は、真ん中をシケインでつながれた長いバックストレート区間となる。
最後のパートは直角コーナーが多く、市街地サーキットのような低速区間。

路面はスムーズだが、砂が多く、レコードライン以外はスリッピーで、追い抜きは難しい。

ランオフエリアは最新式のサーキットにしては、驚くほど狭い。
これは、新しい素材である、ポリエチレン発泡体バリア「テックプロ」が使われているためである。
このため安全性に問題はないが、コースアウトすると即リタイヤとなる可能性が高い。

ピットロード出口は立体交差になっており、非常にユニークである。
だが、この部分は速度制限外のエリアになっていて、先を急ぐドライバーがクラッシュする可能性もある。

夕方にスタートし、夜にフィニッシュするので、シンガポールとはまた趣が異なる。
その為、路面はスタート時より照明器具で照らされるが、ドライバーはコース上の明るさが変化することに対応しなくてはいけない。
【エンジン】
コース全体のエンジン全開率は高くはないが、長い直線での連続全開時間は長く、エンジンには厳しい。中東のサーキット特有だが、砂がエンジン内部に入り込 むと、ダメージを与える可能性がある。ストレートの距離も長く、エンジンパワーに優れたメルセデス・ベンツエンジン搭載車は有利である。
シーズン終盤でありどのドライバーもエンジンのマイレージは厳しいので、エンジンのマネージメントをしなくてはいけない。気温は30度以上になること予想され、エンジンのクーリング対策も重要になる。

【シャシー】
中高速と低速区間を持ち、しかも長いストレートがあるので、セッティングのバランスをとるのが難しい。路面がスムーズなので、車高を落としてダウンフォースを増やすことは可能。
サスペンションの固いマシンでも、欠点の出にくいサーキット。
最初の中高速区間では、レッドブルは有利。低速区間では、メカニカルグリップが必要で、ここではフェラーリとレッドブルが速いだろう。

【DRS】
DRSゾーンは二カ所設けられる。
最初はターン7と8の間のストレートに設置されるが、使えるのはストレートを半分くらい進んだポイントなので、それ以前の加速とターン8でのブレーキングが鍵となる。
検出ポイントはタイトなヘアピンであるターン7の約100メートル手前。
二つ目のゾーンはその直後で、検出ポイントはターン8と9の間。
使用ポイントは緩やかなターン10から、ターン11のブレーキングポイントまでである。

【タイヤ】
ピレリはソフトとミディアムを持ち込む。
走行開始当初は路面が汚いが、マシンが走り出すとラバーがのるので、路面状況は1ラップ毎に改善される。その為、金曜日の段階では各チームグレイニングに悩まされる。
予選決勝レースが進む中で、路面の状況が劇的に改善されることが予想されるので、どの程度のグリップが改善されるか想定しながらのセットアップ作業とな り、各チームの実力が問われる。気温が上昇する事と、路面の色が濃いので、路面温度は想像以上に上がるが、夕方から夜間にかけて急激に気温が下がることが 予想される。
路面はスムーズでタイヤには厳しくない。
ラバーがのってくれば、ソフトでも長い距離が走れるだろう。


【ピット戦略】
基本は3ストップだが、路面状況が改善してくれば2ストップが可能。
ロスタイムは、停止時間+19秒
フューエル・エフェクトは大きくない。

【レース展望】
復調したレッドブルが有利だが、マクラーレンもプレッシャーを掛けられるスピードがある。
ベッテル対マクラーレン2台の対決となりそうだが、予選順位とスタートの出来不出来でレース展開は大きく変わってくる。

【昨年のアブダビGP】
PPからスタートしたベッテルが独走で優勝。
チャンピオンシップをリードして臨んだアロンソは、ウェバーにあわせてタイヤ交換したことで、ペトロフの後ろで押さえ込まれまさかの7位フィニッシュ。
最も不利な立場だったベッテルが、大逆転で初チャンピオンに輝いた。

【過去の優勝ドライバー】
2009 S・ベッテル<レッドブル>
2010 S・ベッテル<レッドブル>
 

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