F1 ニュース&コラム Passion

ハミルトンが予選でニコに負けてる理由

川井ちゃんがスカパーの放送で興味深い話をしていた。見ていない方も多いと思うので、ここに記載させていただく。

ハミルトンはマクラーレンでカーボンインダストリーズのパッドを使用していた。メルセデスはブレンボ使用している。だがパッドはメーカーにより、ブレーキのフィーリングが違うので各ドライバーが好みのメーカーを使う事が多い。ハミルトンはブレンボのフィーリングが合わないので、カーボンインダストリーズに変更した。だがパッドのメーカーが変わると素材だけではなく、パッドの冷却穴ベンチレーションが違うのでブレーキの温まり方が違う。そして最近のマシンはブレーキパッドの熱をタイヤを温める為に利用しているので、ブレーキの温度上昇が遅いと、タイヤの温度上昇が遅くなる。今のピレリタイヤは数度の温度変化でタイヤのグリップが変わってくる。その為、ハミルトンはアタックラップの最初四分の一から半分位までグリップが不足する。その為、ハミルトンはロズベルグに予選で負ける。それを解消するには、ブレーキダクトをハミルトン用というかカーボンインダストリーズ用に作らなければならない。ただ今のブレーキダクトはエアロ機能を兼ねており、これを作り変えるのは時間もお金もかかる。
カナダでハミルトンが予選でロズベルグより上にいけたのは、路面がダンプ状態でセッション中走り続けた事でタイヤの温度上昇が関係なかった事とハミルトンがこのサーキットを特別に得意にしているからである。

この後はイギリスとドイツ、ニュルブルクリンクと涼しいサーキットが続く。ブレーキダクトがカーボンインダストリーズに最適化されない限りハミルトンの受難はもう少し続きそうである。

追伸
ハミルトンはタイヤの温度上昇だけでなく、ハードブレーキ時のコントロールにも問題を抱えている事を認めている。これらの問題をメルセデスはハミルトン用のブレーキダクトを作って解決しようとするだろう。問題はテストができない状況でいつそれができるかが問題である。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください